☆オムツの勉強会☆
☆オムツの勉強会☆
大王製紙株式会社 富田様を外部講師にお招きし、オムツの勉強会を開催しました。
2回開催したので、多くの職員さんが参加してくれました~。
オムツの当て方の基本やオムツの性能、使い方を実験を交えて行いました。
オムツ・パットの広げ方は、しっかり広げて伸ばすと、
両側と背面のギャザーがしっかり立ちあがり、前と後ろが自然と丸くなります。
もしかしたら、洗濯物をパンパンと干すように広げてしまった時もあるかもしれませんが、パンパンとしてしまうと、中のポリマーが偏ってしまい、尿がしっかり吸収せず、漏れの原因になってしまいます。実際に、オムツとパットを洗濯物を干すようにパンパンとやってみました・・・。
案の定、ポリマーが偏ってしまいました。
このような事も実際にやってみると「あ~なるほど~。」とより理解できますね。
次にパットの吸収スピードの違いを実験しました。
左が吸収量900cc、右が吸収量300ccです。
それぞれのパットに色水150ccずつ流しました。
左のパットには、スリットと呼ばれる線(通り道)があり、
それをつたってパット全体に吸収できる仕組みになっています。
せいの!で、水を注いだ瞬間からすでに吸収スピードが違います。
左は水を注ぎ終わり水が残っていませんが、右は水が半分以上残っていますね。
もう一度同じ150ccの色水でやってみました。
1回目と違うところはどこでしょう・・・!?
お分かりでしょうか!?
右は吸収量がいっぱいになってしまい、パットをさわると非常に気持ちの良くない状態でした。
一方、左のパットはスリットと呼ばれる線(通り道)をつたって
、お水がしっかり流れ吸収されているのが分かります。
吸収後、パットを触ってもサラサラでした。
次に、模型を使ってオムツの当て方を行いました。
オムツもパットを広げる時と同様、しっかり広げて伸ばします。
パンパンはしません・・・。
前後左右にギャザーがあるので、ギャザーの中にしっかりパットをセットします。
オムツを装着するときは、おへそを中心にすると
左右どちらかに偏ることなくキレイにフィットできます。
パットを装着するときは、パットを谷折りにしパットの中心に排尿口がくるようにします。
そうすると上手くキャッチできます。
そして、パットをしっかりギャザーの中に入れます。
両脇のテープはクロス止めをします。なぜかというと、普通に止めてしまうと、背中に隙間が出てしまい、漏れの原因になってしまうのです。
◇ポイント◇
最後に、足回りの肉抜きをすると周りのギャザーも安定し、
ごわごわ感がなくなります。
以上が、今回の勉強会の内容です。
改めて、自分たちが使っている商品を知ることはスキルアップにもつながり、これが施設全体に広がれば、今よりもケアの質の向上ができ、ご入居者様へ、より快適な生活をご提供できると思います。
今後もこのような勉強会を継続的に開催し、職員のスキルアップへつなげていきたいと思います。