地域ケア会議
2月から3月にかけ、それぞれの地区で「孤独死・孤立死」をテーマに地域ケア会議を行いました。
今回テーマにした経緯としては、初の全国的な警察庁の調査結果が去年公表されました。
これは警察が取り扱いした方の中で、自宅で亡くなった独り暮らしの数を集計したものでして
集計した3か月で全国で自宅にて亡くなった独り暮らしの数は2万以上であること
亡くなった方の年齢でいえば65歳以上が約80%と圧倒的に多いこと
都道府県別にみると千葉県は首都圏で一番孤独死・孤立死の数が多いこと
などが明らかになりました。
さらに近年では国の施策として孤独・孤立対策推進法が成立するなど、この問題を大きく取り上げていることから
地域としても考えるべき議題として意見交換を行いました。
ちなみに孤独死・孤立死の定義としては見方によって異なる様ですが、南部包括としては以前研修で聞いた話から
亡くなってから発見まで3日以上 としています。
逆に言えば1週間のうちに2回以上外部との交流や異変をキャッチできる関わりがあれば、
孤独死・孤立死とは 言わずに済むのかなと考えております。
地域ケア会議の中で出た意見としては、
・地域でも独り暮らしの高齢者が多く、亡くなってもすぐに気づけないこともある
・孤独、孤立を自ら望んでいる人に対しての関わりが難しい
・↑孤独、孤立を望んでいるのではなく諦めているだけなのではないか
・亡くなった後のことは結局地域で対応する場合が多い
・65歳以上はいろんな社会資源があるが、65歳未満の単身者への見守りや関わる支援が少ない
など、関りの難しさや地域としてどうするべきなのかを改めて考える良い機会になりました。
また、市の見守り事業や配食サービス事業所など民間での取り組みを情報共有ができ、
今後の孤独・孤立に対する具体的な活動に繋がっていけたら良いと思います!
たまにはこうやって真面目に活動報告しないとですねぇ…