12月の研修
薬についてのお話です。
薬には様々な種類があり、その種類にあった形状(錠剤・粉・カプセル等)
になっています。
入居者様の状態により、薬がスムーズに服用できない場合もあります。
このような状況の原因を4つに分類し、
連携する職種を示すアルゴリズムというものがあります。
① 運動機能障害
② 摂食嚥下機能障害
③ 服薬管理能力の低下
④ 心理的要因
これらの要因を踏まえ、看護職、介護職、介護支援専門員、管理栄養士が
連携していきます。
そこで、浮間こひつじ園の7つの配薬手順を作成しました。
① 配薬トレーから内服入居者様の配薬ボックスを取り出す
② 入居者様の元へ行き、配薬ボックスじゃら薬を取り出す
③ 取り出し薬を入居者様にお見せする。
(名前、内服時間の確認)
④ 各入居者様の内服方法に従い、内服していただく
⑤ 飲み込みの確認(飲み込み確認後、再度薬が袋やボックス、テーブル、床、車いすの隙間に残っていないか確認)
⑥ 配薬ボックスを配薬カート下段へ入れる
⑦ 配薬チェック表に介助者の名前を記載する
(あとでまとめて記載するのではなく、都度行う)
薬の事故は、重大な事故に繋がる可能性があり、
確実に「7つの配薬手順」を実施する必要があります。
入居者様、一人ひとりに各1袋での提供を行っていますが、「1つの袋に入っているから大丈夫」という思い込みをしていませんか?
忙しい時はなおさら、そう思ってしまうかもしれません。
だからこそ、「7つの配薬手順」をしっかり守り、薬の事故を防いでいきましょう。