アオガリ

 

房州には正月飾りがある。

年末になると稲わらで結って作る風物詩の一つだ。

現代になると、すべて「購入」してしまう。

その方が簡単だし、安価だからだ。

その方が楽だけども

果たして、それでいいのだろうか。

 

携帯電話で、SNSで、簡単にコミュニケーションが取れる現代。

その方が楽だけれども

はたして、ほんとに、それで

コミュニケーションできているのだろうか。

 

今年も、そんな時代に取り残されているかもしれないけれど

「大切なものを残せる、かけがえのない場所でありたい」

花の里が作りました、正月のお飾りに使う

余った稲で作った、青い稲がこちらです。

よくみると、かれています。。。

今年は

日照りが強かった。。。

少し実がなっている頃が、お飾りには良い。

 

 

このように刈りまして

 

このように、水気が少しとぶくらい干します。

あまり干しすぎると、稲が黄色くなってしまって

せっかく早く刈った意味がなくなってしまうのです。

 

そして、納屋の中へ。

(うしろに「敬老会」の看板が見えていますが。。。)

 

今年は、すこし細い。。。

「土づくりが出来てねっぺな」

(=土づくりが出来てなかったんだな)

かれこれ10年近く、花の里の正月飾りを作って来た

利用者の方が言います。

「だいじょうぶだよ」

おおらかな、包容力のある時代。

失敗できる環境、人間、文化。

 

そんな大切なことも残していきたいです。