はたけの御礼

 

かつて

花の里の橋の向こう側の地区・下三原(しもみはら)には

盛栄堂(せいえいどう)という和菓子屋があった。

真浦の重郎平、大原の盛栄堂、小川のもんべ

丸山の大川。。。この花の里の周りはそう考えると

なぜか和菓子屋が多い。

※もんべは寿司屋です

盛栄堂は、現在、移転して丸山地区の加茂で元気に営業している。

その盛栄堂に、なにかあればよく相談するのだが

今回は

「七夕で何かご高齢の方でも召し上がれる和菓子を作れないか」と

頼んでみた。そして、提案してくれたのが、こちら

 

この時は、まだ名前が無く

「たなばた」と命名して、みなさんにお出しした。

和菓子は、差し出した瞬間で8割決まると思う。

「わぁ、綺麗」

配られた方々の口角が上がる。

しぜんと、食が進む。

 

練り切りは、写真ではお伝え出来ないほど

色が深淵で、美しかった。

 

こんな仕事がしたいと思わされた和菓子であった。

  

盛栄堂様、ありがとうございました。