蛙化現象
今日ニュースで「Z世代(1990年代後半~2010年前後生まれの若者世代)流行語ランキング」
となるものが発表されたそうで
その1位が「蛙化現象」とのこと。
意味は
『好きな相手が振り向いてくれた途端に、「気持ち悪い」と感じて冷めてしまう現象。』とのこと
いやいや、さっぱりわかりません。
好きな相手が振り向いてくれたら嬉しいと思うのが普通かと思いますが…
また別のところでは
『好きな人の些細な行動や言動によって気持ちが冷めてしまう現象のこと』
との解釈もあるようです。
いわゆる「幻滅した」ってことでしょうか?
まだこっちの方はわかるような気もします。
なんとなくですが、「幻滅した」という表現は『自分が抱いた感情』という能動的な感じを受けて
「蛙化現象」という表現なら「生理現象だからそういう気持ちになった」という受動的な感じを受けます。
この受動的な感情がSNS(ネット交流サービス)を使いこなすZ世代には刺さる感覚なんでしょうか…?
私が若い時に流行った
『愛されるより 愛したい』
では
『違う、そうじゃない』
ということですかねぇ…
時代の流れを感じます(-ω-)
ただ、時代の流れという意味では、「痴呆症」と「認知症」も同じようなことが言えるかもしれません。
どちらも短期記憶や見当識の障害等の認知機能の低下に対して使用する言葉ですが、
「痴呆症」では侮辱的で『自分のせい』という意味合いが強く、
研究の結果、それは、誰にでもなるうる病気として捉えられ
「認知症」という表現になりました。
ご存じの通り、現在では「痴呆症」という表現は病気に対する誤解や偏見を招く恐れがあり、
また早期発見・早期診断の取り組みに支障が出るという理由で全く使われておりません。
受動的な表現にすることで救われることもあると思います。
もちろん、私は知っています。
流行の言葉をネット上で拾った知識と、それを無理やり自分の分野に持ち込んだところで、
流行そのものには何も乗れていないこと
そもそも流行ランキングなるものを知ってから急いで使用する頃には
もう別の言葉やモノが流行していること
そう、若くないということ
・・・ちょっと寂しい気持ちになりました。
今日は残業しないで早く帰るか・・・
早く帰るか・・・
かえるか・・・
蛙化・・・
・・・
こういう発想になっちゃうのが、オジサンですね。
若い人に合わせて流行りの言葉を使用する際はお気を付けください~(´_ゝ`)