社会福祉法人千葉福祉会は、特別養護老人ホーム、デイサービス、ショートステイ、地域包括相談センターの運営を行っています。

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【ブログ】花の里の日々

【ブログ】花の里の日々

デイサービス、特別養護老人ホーム…花の里の日々の様子を綴ったブログです

2024/04/05 リンパマッサージ

真浦地区で開催された包括支援センターリブ丸山の主催のハンドマッサージに在宅介護支援センターも参加しました。

 

いつも酷使している手ですから、たまには自分をいたわる事も大切ですね。

 

 

たまにはおしゃれも必要です。いつのまにか

両手にはきれいなマニキュアの花が咲きました。春ですね…。

 

2024/02/03 この町の節分

 「つなつり」というのをご存じでしょうか。

2月3日の節分に

地区の境界に作る藁の飾りのことで

それによって魔除けや厄除けになるというものです。

 

今年もお願いして「つなつり」の蛇を

作っていただきました。

花の里にお越しになるには

必ず通らないといけない橋「ふれあい橋」

ここが花の里のある松田区と

竜神社のある下三原区の境になるのです。

去年つけたものはだいぶ傷んではいましたが

この日まで役を果たしてくれました。

それを外して、今度は

その地区の神社である氏神様へ

お焚き上げに向かいます。

花の里のある松田区の氏神様は

南三原駅の裏手にある神社

山神社です

松田区の皆さんは節分は例祭で

毎年

お焚き上げをしてくださるのです。

いつもありがとうございます。

 

そして

新しい「つなつり」を

つけさせていただきました。

 

そんな今日は、手作りの

鬼でした。

 

立春大吉。

ことしも無病息災でありますように。

2024/02/02 あわてんぼうのアレ

 2月2日。

2月3日は明日なのに

「いや、明日は少人数だから」と

2月2日にアレをやるとスタッフが躍起になっております。

来ました。

44歳にもなると、なかなか動けませんよ。。。

 

なるほど!この前、作っていたのは

これだったのか!

しかも、硬めが時々ある!

 

おやつは

福の神でした。

 

2024/02/02 花の里の手芸

はなのさとは

 

花がなくちゃいけない。

 

昔、花屋さんだった方が言ってました。

そうですよね。

花がなくちゃ。

2024/01/17 なにかをつくってる

なにかをつくってるんですよね。。。

 

先日から、何かを。。。

 

2月3日くらいにわかるらしいんですけどね。。。

 

2024/01/12 時代に乗るとこ、乗らないとこ

 いよいよ今月より

花の里の特養、デイサービスともども

記録が「IT」になります。

紙を使わない、時間も短縮、

つまり

入居者様、利用者様とかかわれる時間が増える!

ということで

勉強会が行われてます。

忘れてしまいたいことや

どうしようもない淋しさに

寄り添っていける場所を目指します。

 

2024/01/12 花の里でありますように

今年は毎月

花のある花の里でありたいです。

 

大きな作品をみんなで作る。

皆さんと作る花の里でありたいと思います。

#一年の計は元旦にあり

2024/01/04 これを作っていたんだ

今年の初利用

入口には。。。

 

これは、昨年の暮れに

みなさんで作っていたものですね。

今年もみなさんと作る場所でありたいと思います。

今年もよろしくお願いします。

2024/01/04 はつもうで

 あけましておめでとうございます。

デイサービス花の里は1月4日よりスタートです。

さて

近所の下三原区の氏神様

竜神社

リハビリがてら初詣に行きました。

 

今年も一年がよい年でありますように。

 

神頼みだけじゃなく、我々スタッフも

そんな一年に寄与できるデイサービスを目指します。

2023/12/31 2023年 年末

この年に花の里でできた青い藁で

正月飾りを作っていただきました。

 

農家の方からいただいた藁と

ご利用者の方々からいただいた知恵で

作った藁で一年を締めくくる。

作った方もみなさんに感謝されて

今年一年が暮れていく。

 

こちらはエレベーター内

玄関の柱にも

 

みなさん、よい正月を

お迎えください。

(こちらは先日、特養のもちつきで作った鏡餅です)

 

花の里スタッフ一同

 

 

2023/12/22 少し早めのプレゼント

冬至___

 

いつものように

お願いしてもいないのに

迎えに上がると

「ゆず、たくさんできちゃって」と

両手の大きなレジ袋たっぷりの柚子を

持ってきてくださる。

 

一日じゃ使い切れない量の柚子で

花の里の冬は

他より少しだけ「温かい」のでしょうか。

 

 

みなさんと支えあって作れる場所でありたい。

ただただ、皆さんの困ったを助けられるような

そんな仕事をしていきたいと思います。

2023/12/20 もちつき

デイサービスでは20年も昔から餅つきをしています。

きけば、最初に始めた職員は

「もちつき」のやり方を知らなかったそうで

 

当時のご利用者の方々に教わりながら

うまくできるようになったようです。

 

コロナ禍で、ついた餅は今は食べていませんが

鏡餅にして、そなえるようになりました。

日々、変わりゆく日常ですが

「あーんが、手伝ってやんべさ」

(=ちょっと、てつだってあげるよ)

大変そうにしている職員を気遣って

お手伝いしてくださる、その「やさしさ」は

変わらないんですね。

「すみませんねー」

「昔はこうしてやったもんだよ」

 

変わらないものを大切にしたい。

形が変わっても

想いは変わらないように。

 

2023/12/18 ブーム

月末は有志の皆さんで壁面飾りの仕上げに入ります。

年末は、どんな「アート」がみられるのでしょう。。。 

 

2023/12/09 落花生とお出かけ

落花生が特養の畑に少し埋まっていたそうで

それを掘り起こしてきてくれたのを

すっかり忘れていました。

ご利用者の方に見せると

「あ、これは、選んで、洗うんだよ」と

教えてくださり、いつの間にか作業が始まっていました。

 

「来週、見てみべ」

 

そして午後は

 

上三原の紅葉

上三原の紅葉は、散在していて面白い。

見つけるところに楽しさがある。

 

「よかったわー」

 

「また、来よう」

 

。。。また、来よう?!

 

つづく

2023/11/25 紅葉狩り、ふたたび

こんどこそ、と

前回の汚名返上なるかと

再度、小松寺へ。

 

「よかった」

「この前も良かった」

 

満足していただけて

何よりでした。

そして、帰り際に言いました。

 

「今度は、どこに行くの?」

 

・・・・・。

2023/11/22 12月から始まります

デイサービスを始め、業務中に運転する職員で

12月から厳正化されるアルコールチェックの

機械の使い方と記録の仕方を確認しました。

 

いろいろと学びのある日々です。

2023/11/22 はたけ、ふたたび

「ところで、ネギにワラ、やってくれたの?」

忘れたころに指導が入ります。

 

冬を越すために

ネギはワラに巻かれるのです。

 

はい。

やりました、先生。

見ていただけますか?

 

「よし。ここにナッパ(=食用菜花)やんべ」

 

そうして、また畑は一回りします。

あなたに出会った、あのナッパ。

そろそろ、餅つき、暮れの準備

はじまりますね。。。

2023/11/22 芸術の秋2

何かを作っています。。

まさか。。。

あれかなぁ。。。

AREかな。。。

2023/11/20 全体研修「認知症介護」

今月は認知症介護の研修。

資料を見た後、全部署ランダムでグループに分かれて

「認知症」について、話をしました。

やはり、日頃から思うことはたくさんあって

一番ためになったのではと思います。

 

「認知症」の話じゃなくて

結局

「その人」の話になったから。

 

そう

 

大切なことがわかったから。

2023/11/18 紅葉狩りの下見

今日は、計画通りに千倉にある紅葉の名所・小松寺へ。

 

しかし、紅葉は計画通りにはならないもので

「まだまだだな」というおことばを頂戴しました。。。

 

つづく

2023/11/13 芸術の秋

まるで、落ち葉の中から生まれてくるような

そんな作品をみなさんで作っている。。。

 

何になるんだろうか。。。

 

つづく

2023/11/04 いい天気で

「あー出掛けたいなぁ」

そんな声が聞こえる、この日。

いい天気だったので

スプレー菊の見える中庭を

2階から見てみました。

 

次回はしっかりと計画してから

出掛けますね。。。

2023/10/27 ななつかもりの、まつかぜは
何を作っているんでしょう…
何かをちぎっている…
何かの字のような…
いや、字じゃないのか?
何かの字だな…
なんて書いてあるんだ…
これ作って、どうなるんだ…
まさか!?

ずっと作っていたのは、

これでした!

 

10月行事、運動会の題字!

すごい躍動感!

 

第一競技は、おたまリレー

「隣組」を思い起こすのは私だけでしょうか。

 

第2競技

すごろく!

花の里近隣の地名をめぐるすごろく。

読めない漢字があるのは、私だけでしょうか。

 

 

 

最終競技

さかなつり!

名前の分からない魚がいるのは、私だけでしょうか。

 

それにしても、3日間にわたる

大運動会。

 

最終日に、3点差という近年まれにみる僅差で勝負がつきました。

 

表彰式。

僅差の勝利で

あまりに気持ちが入りすぎて

抱え上げたところ

トロフィーの下が剥がれてしまいました。

 

すさまじい運動会になりました。

 

それにしても各地区に伝わる応援歌。

これが一番響くんだよなぁ。。。

安房地区には調べは同じだけど

歌詞がその地区に馴染んだものが

応援歌としてうたわれてきました。

統合などで消えつつある応援歌。

だけども、みなさんの中では消えない応援歌。

 

あなたの応援歌

なんですか。

 

2023/10/21 秋桜

この日は朝から、カラオケ祭り。

土曜日はカラオケの日。

 

コロナ禍で閉鎖していた土曜日を

再開してから2ヶ月が経とうとしています。

お越しになる方は、まだ少なくて

ずっとカラオケばかりやっています。

 

よし、じゃあ今日は

近くの花でも見に行こう!

花の里なんだから!

出掛けて見つけたコスモス畑!

 

わぁーきれいだなぁ。。。

 

そんな帰り道。

おやつも食べて、さぁ帰ろうと

運転席に乗った瞬間気付きました。

 

あ!

唄うの忘れてた!

 

 

2023/10/20 全体研修「感染症」

あれは去年の春。

花の里でもコロナクラスターに遭い

あの時の、あの経験を忘れない為にも

感染症が下火になってきた今だからこそ

職員全員で、ガウンテクニックを勉強しました。

 

すべては、生活を守るため。

 

2023/09/22 特養敬老会

9月は敬老月間。

いつも敬っておりますが

この月はそれを形にしなくてはいけません。

 

特別養護老人ホームのほうでは

今回はコロナも警戒されるので

豪勢な食事でお祝いさせていただきました。

 

しかし、この日はなんと

台風が接近してきた日。

 

花の里の前の川の水位が高くなっています。。。

事務所ではそこも計画しながら

祝わせていただきました。

  

いろんな意味で思い出の一日になっていただければと思います

2023/09/21 デイサービス敬老会

デイサービスの敬老会!

希望者のみ集めての1日間開催は

5年ぶりになるのでしょうか。

 

各部署からも応援の手が届きます。

久々の陣形。パーティーの時しかしない隊形です。

 

当日の朝

 

この式次第、担当の職員が丹精込めて作った

人生はじめての「式次第」

気持ちが入ってます!

 

コロナ禍なので、まだ来賓の方もご家族の皆さんも呼べない。

淋しい敬老会に、させまいと

 

やってきました!花の里一座!

演じておりますのは

水戸黄門です!セリフが若干とんでいるのは、おなぐさみ♬

勝敗をじゃんけんで解決!

しかし、悪党たちはそんなのなし崩しで

襲い掛かってきました!

 

派手な悪党だ。。。

 

 

そこで、こちら!

「このもんどころが目に入らぬか!」

いやぁ、このセリフ。気持ちがいいですね。

 

最後はみんなで混ざって踊りましょ。

そんなこんなで、お昼になります。

 

しかもこちらは!

有名老舗旅館「沖見屋」さん謹製

「あかまぜ」御飯です!

 

大団円の敬老会。

来年も、またよろしくお願い致します。

みなさま、おめでとうございました。

2023/09/16 9.16研修

9月16日は全職員対象の「虐待防止」の研修でした。

教材を視聴した後に各グループで話し合い

考えが深められたと思います。

2023/09/04 つくる楽しみ

9月に入り、何かを作っているデイサービスの方々。

 

こちらもこちらで何か作っている様子。

 

 

んん?

なるほど

 

分かってきました。

これは。。。

お月見に向けた壁かざりを作っていたのですね。

 

そして、そして

んんん???

 

 

糸鋸で切っている。。。

これはまだまだかかりそうです。

こう、ご期待☆

2023/08/31 IT推進委員会の行脚

来年より花の里でも

デジタルのナウい施設になるべく

都会の施設、イオンモール木更津近くにある

同法人の「波岡の家」へ見学に行きました。

 

昔からの付き合いのある大森デイリーダーと渡辺デイリーダー。

排泄係のリーダーとして出会って、オムツ外しを語り合ったのも20年前。

当時から記録をデジタル化していた波岡の家。あの頃は携帯電話と同様で使いづらかったのに

いまではだいぶ使いやすいものになっていました。

 

時代ってすごい。

 

時代にのるけど

人は変わらない。

そのひとが、ずっとずっとその人であり続けるよう

これからも我々は支援させていただきます。

 

波岡の家のみなさん

ありがとうございました。また伺います!

2023/08/28 かき氷月間!!
 

前回は

「何の種類があるか分からない」とのお話があり

お品書きを書いてみました。

 

ショートステイの方に手伝って頂きました。

 

サササーっと書き上げてしまうあたり

さすが商売人でした。

 

さて、今回のメインイベントは

トロミかきごおり。

 

いろんな情報をもとに

作ったのは

カルピスブレンド氷と

練乳ブレンド氷!

 

できました!(少し。。。とけてる)

 

一番食べて欲しかった方が

少し眠られていて、待っていたら。。。溶けてしましました。

それでも、召し上がっていただき

何かを確信したかのようにうなづいて笑ってくださいました。

 

誰かのためにが明確になると

ここまで、確かに伝わるんですね。

今年も、よい夏でしたか?

 

2023/08/22 花の里の風物詩

花の里には

居宅介護相談センター

在宅介護支援センターがあります。

ケアマネージャーへ

「花の里らしいものを撮ってください」と

はなしましたところ

 

やはり、観察力にたけている

相談技術のたけている

ケアマネージャーですね。

 

花の里にしかないものを

撮ってくれました。

 

 

こちらです↓

 

カニ?

 

これは、以前に

花の里に面会に来られているご家族に

よく言われていたことなんですが

廊下を時々、このカニが

歩いていることがあるのです。

最初はクモと思われる方もいたりして

車椅子の方が

よく気付かれたりしていました。

川の近くに立つ花の里では

このカニがよくみられます。

 

カメやカニが居る老人ホーム。。。

いったい。。。

 

 

 

※小さいカニです。食べられません。

2023/08/20 事故防止研修

全部署での研修が行われました。

今回は事故防止について。

初めての開催で暗中模索ですが

研鑽して取り組んでいければと思います。

2023/08/18 夏の風物詩(1)

なんと、夏になると

デイサービスでも

おやつに

アイスクリームが出てきます。

 

 

 

おかしいな。

カメラを取りに行って帰ってきたら

空の容器。

「あれ?何も入ってなかった?」

と聞くと

「何も入ってなかったよ、アイス。ちょうだいよ」

笑顔でからかわれる職員。

 

一番おいしいのは

どこ?

2023/08/18 敬老会に向けて

来る、9月21日木曜日に

デイサービスでは4年ぶりの

1日開催での敬老会が開催される予定です。

※直前の感染症流行状況では中止の場合もございます

 

そこで、距離を取り

感染対策を取りながら安心して

お祝いが出来ればと思い

会場の設営を検討しました。

 

こっち向きでは?

 

いや、これだとここが狭くなるし。。

 

「忘年会」隊形は?

「春の宴」隊形は?

 

かつて開催して来た宴会の隊形をもとにして

苦心して作り上げた

敬老会の会場の隊形。

 

みんなで作り上げるからこそ意味がある。

そこに気持ちがある。

「皆さんと一緒に、お祝いしたい」

 

デイサービスは、そんなワクワクをしながら

日々を作り上げています。

ご利用者はもちろん、職員も。

 

これやったら、あの人は喜んでくれるかなぁ。。。

 

 

 

2023/08/18 安房地域で3倍以上。。。

安房地域でも新型コロナウィルスが増えています。

現在も、千葉県では一週間での県内の定点当たりの報告数を

毎週木曜日に更新しています。

 

千葉県感染症情報センター

千葉日報でも見られます)

 

安房地域でも

8月7日~13日の間で

定点の1医療機関での報告数が

前週の5.29から17.67の3倍に増えています。

 

皆様もお気を付けてお過ごしください。

2023/08/16 かき氷月間!
 

万全を期して臨んだ

かき氷の日

勢いがあまりに余ってこの飾り付け。

紅白幕やればめでたい気がします。

いろんな種類が取り揃えています。

氷が解ける前に出していきます。

注文に追い抜かれないように業務用かき氷機がうなります。

 

もはや、これは

かき氷じゃなくて

あんこでは?

 

そんな1日でした。

まだまだ改善しながら、続くかき氷!

2023/08/16 猛暑が続きますね
 

いよいよ夏到来。

台風も幸いにも今回は逃れた様でした。

庭のカメも

この夏の暑さで水分補給していました。

 

 

2023/08/15 花の里のお盆2
 

花の里の夏献立

お盆の明け。

こちらの地方では

8月13日に迎え火、15日に送り火。

麦わらに火をつけて

お米と水をあげて

「やんごめくいくい、みずのみのみ」

という呪文を、老若男女が言うのです。

ただ、日付はそれぞれだったりして。

12日に迎え火をしたり、16日に送り火をしたり。

どういう経緯でそうなったのか

良く分からないけれど続いている。

なんとなく、みんながやっている。

文化のようなもの。

確かに管理社会の昨今、

そんな「あいまい」なものも

大切に大切にしたいですね。

お盆は野菜の天ぷら。

こういう昔ながらの風習をたいせつにしたいですね

 

昔ながらの事を

一緒に共有したい仲間は、

こちら

(メールになります。)

 

※今年は台風の影響で迎え火・送り火が出来ませんでした。

 みなさま、すみませんでした。。。

2023/08/15 給食会議
 

同日、給食会議が開かれました。

毎月の献立についての話と

今回は栄養士より、トロミの基準について

実際に嚥下食を体験するという勉強会も行われました。

 

ソフト食のお粥

トロミを付けたお茶(分量別)

従来の「濃すぎる」トロミのお茶

 

全部署で多職種での勉強会は

いつも新しい発見があります。

勤続20数年、何度このトロミ粥を飲んだであろう。

「いや、ソフト食です」

 

え!こんなにおいしい介護食ができたのか?

時代ですね。昔はドロドロで食べられたものじゃなかった

「いや、ソフト食です」

 

ケアマネージャーも事務も試食。

ケアマネージャーは、誤嚥覚悟での試食でしたが

「え?これ全然ちがう。喉の通りがいい!」

事務もトロミを体験し、率直な感想が聞かれ

現場では分からないとらえ方も勉強になりました。

 

柿沼施設長、喉が渇いたそうなので勧めましたが

「いや、それはいらない」と。。。これがリアルな気持ちですね。

安易にトロミをつけるのは良くありません。

しっかりとトロミ剤の分量を統一し、目安を共有していくことが

誰でも、いつでも、その人を助けられる「介護」に

繋がるわけですから。

 

皆で食べれば、食べられる。

会食も食欲不振へのアプローチのひとつですね。

(副施設長は、義務でしたが。。。)

看護師も久々にトロミ茶をのんで

「あー、久しぶりに飲んだわ」と、この表情。

相手の気持ちにたっての対応は

奥が深く、十人十色、千差万別。

介護の醍醐味ですよね。

 

 

今後も、この勉強会は続けていこうということで

会議は終わりました。

 

※マスクを外した際は、しゃべらず飛沫を飛ばさずに

 手指消毒と会話時はマスク着用を徹底しての会議でした。

2023/08/15 帰省後と彼岸前の大切な会議
 

8月15日、終戦記念日

花の里ではお盆の帰省などで

近隣で増えるであろう新型コロナウィルス対策を

各部署で再確認しました。

また来月、デイサービスで

4年ぶりに開催される

「1day開催「敬老会」」での

感染対策についても

議論されました。

 

手指消毒、換気、マスクの徹底

事前の体調確認と検温など

再度確認が出来ました。

2023/08/14 花の里のお盆
 

お盆。

コロナ禍前は、よく

遠方からお孫さん、ご家族様の面会の方が来られたものです。

今は、、、日曜日に時間の制限を設けて

面会を実施しております。ただ、希望される方が多く

「〇人待ち」のような状況です。

面会、人と会うことは

一番の心の栄養になります。

 

心の栄養。

みなさんは足りていますか。

お盆の中でもデイサービスにお越しになっていただいた方へ

花の里でもお盆の献立で、お出迎えさせて頂きました。

 

 

 

2023/08/09 指先を使うと脳に良い
 

「あのな、指先を使うと脳に良いんだぞ」

 

以前、お越しになっていた方が

よく言われていました。

たしかにそうかもしれません。

確証はとれませんが

たしかにそうかも、たぶん、そんな気がします。

眼と指と、ぬくもり。

 

記憶と機能とお手玉。

(職員が教わっても出来ない。。。)

 

付き合い、おしゃべり、ひるさがり。

 

ひとつのことじゃなく

ひとりのことじゃなく

ひととしての当たり前を

ひとりじゃない中で

 

指先でも、どこを使っても構いません。

逆に、どこを使わなくても構いません。

大切なのは、当たり前を当たり前に。

2023/08/09 つきひははくたいのかかくにして
 

先日の会議で

ブログで何か、花の里のことをみなさんに

知っていただけるには?という話になり

職員総出で

「ブログにのせたい写真」を撮る

キャンペーンが始まりまして。

 

ご入居されている方、ご利用されている方の日々を

ブログにあげて来たんですが

じゃあ、実際に

「花の里ってどんな場所なの?」ということで

現在、面会も制限されてしまっているので

小出しですが、どんどん上げていこうと思います。

 

****

看護主任が撮りました。

 

 

「ひまわり」

主任「遅かった。。。」

 

続きまして

 

「コキア」

主任「早かった。。。」

 

やっぱり時期があるんですね。

 

そして、こちら

 

「トマト」

 

・・・・・・。

誰のためのトマトなんだろうか。

こんなに熟れているというのに。

入居されている方々で

畑に入って丸かじりをしているとか

そういう構図が撮りたいんですが。。。

 

写真撮ってると分かるんです

1人じゃ写真って撮りにくい。

 

写真の好きなお仲間を

ほんとに募集しています

(応募はこちらから)

写真は褪せるけど、ここでの思い出は色あせない。

 

 

2023/08/08 花の里のかきごおり
 

今月は

夏のイベント

こちら!

来るその日まで

栄養士と担当で試運転。

 

こちらが、秘密兵器。

 

 

 

そして、こんな感じになります。

この削り具合。絶妙。究極のメニューに入れましょう。

口の中でほろりほろりと溶けていく。

間違いない。

 

そして、今回は

初めての試み。

トロミかき氷

(嚥下機能が低下した方も食べられるかき氷)

 

栄養士が数日間かけて凍らした

とろみ氷

削り具合は。。。

白い。モッタリしている。見た目は変わらないかも。。。

 

トロミイチゴソース。見た目は変わらないかも。

 

その上に練乳をかけて。。。イケるかも。見た目も変わらない感じで、イケるかも。

 

栄養士、担当スタッフ、デイサービススタッフ

看護師すべての感想が。。。

食べてみると。。。。

美味くない。。。

(ToT)

 

「でも、これ、カルピス氷にしたらイケるかもよ」

ママ看護師の進言を受け、新たに

Xデーに向けて

トロミかき氷の開発は続くのであった。。。

2023/08/08 老人ホームの食事って
 

 

老人ホームでも、ラーメンは出ます(笑)

 

花の里でも、もちろん出ます。

 

今回は

 

なんとお初の

 

ちゃんぽん麺!

 

大好評でした。

あっという間のちゃんぽんめん(?)でした。

 

そして、おやつは

 

ケーーーキ!

 

 

ど、どうしたの?

何かあったの??

 

どうしても、ごちそうが続くと

みなさん不安になる花の里でした。。。

2023/08/08 忘れられない歌
 

 

「自己流だけどね」

 

そう照れながらキーボードで

童謡を弾いて下さる、ご紳士。

 

 

ちょうど、ここでピアノを弾くと

玄関まで響き渡るのです。

事務職も、お客様も、その音が聞こえてくる。

 

ある方が、いつも歌われる

何かの歌を、聞きながら弾いてみる。

すると

「あれ…この歌は、校歌じゃないか」

どうやら、それは校歌だった。

事務職の方と、ご利用者の方が「繋がる」瞬間。

縁と縁。

そして、その歌は

忘れられなくなる。

 

忘れられない歌と忘れられない人。

そんな

「忘れられない」を

もっと増やしていきたいですね。

 

2023/08/05 アオガリ
 

房州には正月飾りがある。

年末になると稲わらで結って作る風物詩の一つだ。

現代になると、すべて「購入」してしまう。

その方が簡単だし、安価だからだ。

その方が楽だけども

果たして、それでいいのだろうか。

 

携帯電話で、SNSで、簡単にコミュニケーションが取れる現代。

その方が楽だけれども

はたして、ほんとに、それで

コミュニケーションできているのだろうか。

 

今年も、そんな時代に取り残されているかもしれないけれど

「大切なものを残せる、かけがえのない場所でありたい」

花の里が作りました、正月のお飾りに使う

余った稲で作った、青い稲がこちらです。

よくみると、かれています。。。

今年は

日照りが強かった。。。

少し実がなっている頃が、お飾りには良い。

 

 

このように刈りまして

 

このように、水気が少しとぶくらい干します。

あまり干しすぎると、稲が黄色くなってしまって

せっかく早く刈った意味がなくなってしまうのです。

 

そして、納屋の中へ。

(うしろに「敬老会」の看板が見えていますが。。。)

 

今年は、すこし細い。。。

「土づくりが出来てねっぺな」

(=土づくりが出来てなかったんだな)

かれこれ10年近く、花の里の正月飾りを作って来た

利用者の方が言います。

「だいじょうぶだよ」

おおらかな、包容力のある時代。

失敗できる環境、人間、文化。

 

そんな大切なことも残していきたいです。

2023/07/25 5年ぶり
 

南房総では、台風があり、そのあとコロナがあり

なんだかんだで、やっと、今年になって

再開したことがあります。

 

そのひとつが

祭礼です。

マスクをせずに、親子そろっての集合写真。

ご近所や、同級生や、いろんな方々が集まって

神輿を担ぐという祭礼。

久しぶりだから、どんな風にしゃべればいいのか

分からなくなったりもします。

 

デイサービスにお越しになる方も

久しぶりに(中には30年ぶりも)再会する方もいて

どう話していいか分からなくなるものです。

それでも、だんだん打ち解けて

いろんなことを思い出す。

 

この集合写真も

「これ、誰?」「え、あそこの爺さんか」

「あ、これ、孫か!?」

などの会話のネタになります。

そうしてこうして、当たり前の関わりが

当たり前に戻してくれる。

 

そんな「当たり前」を大切にする

デイサービスでありたいです。

2023/07/17 海の日の。。。
 

「海の日、って皆さんご存知ですか?」

 

「???」

 

やはり、海の日はあまりピンときません。

来月の「山の日」も。

「〇〇節」はピンとくるのに。

そんな、世代間ギャップを埋める薬が

こちら!

 

海の日の献立。

「今日は海の日だから」

 

。。。海の日。

とりあえず、今も昔も

旗日(祝日)は、なんだかめでたい。

 

今も昔も変わらない。

 

と思ったら

おやつに、浮き輪とかにが出て来た。

 

そういえば、花の里って

廊下にカニが歩いてるんですよ。

知ってました?

 

ちょっと気になる方は

こちらに連絡して、一緒に働きませんか?

2023/07/07 たなばたこんだて
 

たなばたは、そうめんです。

 

だんだん、彩りが豊かになっていく。

彩りのある食事は脳の刺激になります。

それ以前に、刺激的。

 

これだけかと思いきや。。。

 

おやつに、星が落ちていました。

 

願い事、なにかやりたいこと

見つけていただけるように

支えていけたらと思います。

 

2023/07/05 はたけの御礼
 

かつて

花の里の橋の向こう側の地区・下三原(しもみはら)には

盛栄堂(せいえいどう)という和菓子屋があった。

真浦の重郎平、大原の盛栄堂、小川のもんべ

丸山の大川。。。この花の里の周りはそう考えると

なぜか和菓子屋が多い。

※もんべは寿司屋です

盛栄堂は、現在、移転して丸山地区の加茂で元気に営業している。

その盛栄堂に、なにかあればよく相談するのだが

今回は

「七夕で何かご高齢の方でも召し上がれる和菓子を作れないか」と

頼んでみた。そして、提案してくれたのが、こちら

 

この時は、まだ名前が無く

「たなばた」と命名して、みなさんにお出しした。

和菓子は、差し出した瞬間で8割決まると思う。

「わぁ、綺麗」

配られた方々の口角が上がる。

しぜんと、食が進む。

 

練り切りは、写真ではお伝え出来ないほど

色が深淵で、美しかった。

 

こんな仕事がしたいと思わされた和菓子であった。

  

盛栄堂様、ありがとうございました。

2023/07/05 はたけの主任
 

ずっと言えなかったんです。

まだ信じられなくて。

ブログをよく書いてる私、渡辺というんですが

このたびデイサービスのリーダーになりまして

畑でいつも、こき使われてるものですから

言いにくくて。。。

今日こそ言おうと思い

畑に足を運びました。

今日は、ネギです。ネギがどうやら混んでいてしまい

植え替えないといけないと先生方が言っていたので

「植え替える」の意味が半分わかってないんですが

植え替えることにしました。わかってないんですが。

だいぶ仕事が早く、やしやしと葱をむいていく先生。

 

無言ですが「はよ、植えさいさー」(=早く植えなさいよ)という言葉が

感じ取れるのです。早くしなくては。熱中症にならないように。

 

ぎょぎょぎょ!もうあちらはあんなにねぎを仕込んでいる

間に合わない。。。

 

はぁはぁ。。。いかん!声掛けもせずに無言で畑をしてしまっている。

声を掛けるのは介護の基本。これはいけない。

 

言わなくちゃ、偉くなったこと、言わなくちゃ

 

「あのぉ。。。」

 

「おお、渡辺さん。こらぁ、おめぇさん、刻んで御飯掛けてくわっしぇ」

なんと、私にねぎらいのねぎを。。。

「あのぉ」

 

「おお、もう暑くなってきたから入るべよ。風呂風呂」

 

 

・・・そうしてこうして

先生に仕切られたまま、畑は終わり

またお風呂に行くのでした。

 

主任と言われるその日まで

まだまだ修行が足りません。

 

2023/07/04 今日は、ごもく!
 

以前、認知症の深いご利用者の方で、よく

「今日は五目!」とよく話されていました。

偏見かもしれませんが、

この地域は

お祝い事があると酢飯が出ます。

とくに五目寿司

 

そんなことで

厨房のスタッフより

「田舎五目寿司」という

オリジナルランチが提案され

今回、

「どんな田舎だろう?」

「田舎五目寿司とは何?」

「え、あれって「いなか」って読むんですか」(スタッフ)

 

・・・・

 

それが、こちら!

田舎は田舎でも

けっこう、「いいとこのうち」の五目寿司だ!

 

そして、ほかにも

ほっけの塩麴焼き!

これまた、おいしい!(写真が間に合わなかったくらいです)

 

食事一つで会話が生まれ

寿司の話で盛り上がる。

スタッフも「五目寿司」を見るたびに

あの方を思い出す。

 

ずっとずっと生きている。

 

「今日は、五目!」

 

 

 

 

 

2023/06/23 じゃがばたばたばたばた
 

 

 

2日目の「じゃがバタ」

もう、2回目となるとこなれたもので

写真も。。。写真も。。。

これしかないですか(ToT)

 

写真撮る方でも、踊れる方も

一緒に働いてくれる方、募集中

メールでもどうぞ!

 

 

2023/06/22 じゃがばたばたばた(SS編)

じゃがばた初日の翌日は

こんどはお泊りに来ている方も

「あーんだ、暇だからやってやるおー」

(=なに、暇だから手伝ってあげるよ)

と、優しい声を掛けて下さり

軒下で芋を洗ってくださいました。

お二人での作業にもかかわらず、早い!

 

 

職員は、だいぶ苦戦しています。。。

いや、実はふたりに言わなくてはいけないことがあり

この時、悩んでいたのです

 

 

「すみません。実は、この芋は

 お二人が帰られてから食べるので

 お二人の口には入らないんです。。。」

 


そう話されても

「あーんが、いいおー」

(=なに、大丈夫だよ)

話してくださったお二人。

いろんな方に支えられて、この花の里はできています。

後日、お二人には、違うもので恩返しすることを

約束しました。

いつもありがとうございます。

2023/06/21 じゃがばたじゃがばたばたばた

この日は、厨房の方々の考え抜いた献立

「うなとろ丼」でした。

花の里では初めて。

わたしも初めてでした。

ウナギと言ったら

新都うな陣

それがこの町の定番です。

これを

こうするんですね。

みなさん、なるほどーと言わんばかりの顔で

召し上がっていました。

 

 

そして、さらに

昨日みなさんに洗っていただいたじゃがいもが

 

本日、厨房の方々のご協力で

 

めでたく

 

じゃがバタ―になりました。。。

 

すごい数。。。

 

「幸せのバターのせ」柿沼副施設長が

たんたんとバターをのせていき

みなさんに召し上がっていただきました。

はじめての「じゃがばたー」

はじめての「うなとろ丼」

 

すべてが初めて尽くしで

みなさん、おなか一杯で帰って行かれました。

夕飯、大丈夫だったのでしょうか。。。

みなさん、あっという間でした。

 

残った芋は

秋にまた植えるそうです。。。

2023/06/20 いつも頼ってばかりで。。。

むかし、給食を作っていた方から

「早くじゃが芋食べないといけないよ」

「日に当てない方がいいよ」と指摘を受け

早々にじゃがいもの支度をすることになりました。

「はよ、持ってきて。あらうから」

 

すると、隣に座っていた方も

そして、ヒゲソリを待っていた方も

みんなが一堂に会して

 

芋を洗っていただけた。

 

「すみません。じゃが芋知らないくせに作ったりして」

と言っている間にあれよあれよと

 

きれいなじゃが芋に。

 

「これ、どうやって食べるの?」

と聞かれ、

じゃがバターだよと答えると

 

 

「じゃがばたあ?」

 

「・・・あ、もうこれくらいでいいの?」

と気づかぬうちに

こんなにも、じゃがいもが。。。

 

「ところで、ヒゲソリ、やってくれる?」

そして

待っていた方の目的は、ヒゲソリでした。。。

 

日常の中にあるイモ洗い。

これが普通なんですよね。。。

2023/06/12 日運寺

季節は入梅。

雨の多い時期ですが

あじさいは

そんな天気の中でこそ映えるもので。

丸山地区の日運寺(にちうんじ)

毎年、NHKや新聞にも掲載される有名なアジサイ寺のひとつです。

 

そんな今日は、おやつも

あじさいを模した練り切り。

 

 

おひるは、入梅御膳でございました。

 

アジサイの花の色こそ かわれども

あなたとの日々 褪せることもなし

2023/06/07 いよいよ収穫

親方、いよいよ収穫ですね。

というと

「どんぐらい、できてっかなー」(=どのぐらいの量、出来ているかね)」と

期待がこみ上げるのと同時に

私には、一抹の不安がよぎっていました。

 

(時間がかかって、お風呂に間に合わないのでは。。。)

 

 

畑についた、その刹那!

もう掘ってる!!!

 

しかも。。。

 

つぎからつぎへと!!

 

 

 

・・予想外の量

予想外の早さ

あっという間に仕事も終了し、

みなさん、またお風呂へいくのでした。

 

あーあ

私も、おふろにはいろうかな。。。

 

そして、この量

どうしたものかな。。。。

2023/05/05 いつものお風呂

もちろん、今年もいつもの菖蒲湯。

これもまた、家庭により、時代により、人により

入り方がちがう。

 

避ける人もいれば

折って匂いを嗅ぐ人も

頭に巻いて出て来る方も

 

ずっと家に居ては分からないことがある

ずっとそこにいてはわからないことがある

 

そんな新しい発見が出来るお風呂。

菖蒲湯。

 

菖蒲、高くなってきたから

来年は作ってみますか。。。?

2023/05/03 いちばんおいしい御飯の食べ方

ジャガイモ畑とネギ畑

 

来て早々に「どうやるか」(=どこをやるか?)と

雑談の中で会議。

なるほど、こういうことが大切なんだなぁと

考える暇もなく

さささっと畑へ向かいます。

 

もちろん、水分を持って。

みなさん、お互いに

仕事を自然な形で分担されている。

これがあるから、仕事が早い。

阿吽の呼吸です。

居間の社会人にはあるでしょうか。

タブレットやアプリなんて不要です。

 

クワで起こして、それを拾う。

後々わかることなんですが、これが一番、草が生えない。

除草剤なんて目じゃありません。

 

ネギはどう育つんですか?ときくと

ここから生えてくるんだよ、と教えてくださいました。

色々と勉強になる。。。

デイサービスに来てから、どれぐらいのことを覚えたのだろう。。。

高校でも大学でも教えてくれなかった「生き方」

 

あなたも一緒にいかがですか?

(一緒に土と会話したい方は、こちら

 

「さ、風呂入っどー!」

 

一番おいしい御飯の食べ方。

「働いて、風呂入って、飯食って、寝る」

 

嘘だと思ったら、ためしてみてください。

 

2023/05/02 八十八夜

なつもちかづくはーちじゅうはちや♬

 とんとん

 

八十八夜なので

宇治抹茶ケーキをおやつに♬

 

なつもちーかづくはちじゅうはちや♬

 とんとん

2023/05/01 風物詩をたいせつに。

 

かつて「安房3大祭り」というのが

ありました。

 

ひとつは

館山市で有名な

「やわたんまち」

 

ふたつめは

鴨川市長狭の

「吉方八幡(きっぽはちまん)」

 

そして

最後は、いまはない

花の里の近くの竜神社まわりで開かれた

「おおはらまち」

 

その「おおはらまち」は

近隣の小学校も休みになるほどの

おおきな祭りで

ご利用者の皆さんはこぞって

当時のことを話されます

 

その「おおはらまち」が

開催されたのが

5月の初旬の三日間

 

それが、この地域の

「田植え」の目安でした

そんなことを思いながら

みなさんに話をしていくと

どこからともなく

苗を寄付して下さる方がいて

今年も稲を植えました

いや

2年ぶり

 

去年はこの時期に

コロナのクラスターがあり

稲を植えずに一年を過ごしてしましました

 

今年は久々の田植え

「天皇陛下みたいなことをするな」と

笑ながらも始まる

桶で作る稲わら

 

これが

来年の正月飾りになるんです

生々流転

 

ずっと続いていく

この町の潮流に心をゆだねていきたい

2023/04/26 春の宴(2日目)

「今日は、落とせない」

朝から職員たちの気合が違った。

「めくり」を作りました。

今回は耳の遠い方が多いために

演目がわかるよう配慮しました。

そして、今回は

「いったい、何なの?!」という

演目があるためです。

 

 

さて、最初の演目は

なんと

 

え?!

 

き、キツネダンス?

 

プロ野球で話題のキツネダンスを

しかも一人でトライするというのは

若手職員。

 

みなさん、唖然とした中

 

 

次は

いつもどおりで安心の

皿回し!

 

そして

 

草津節!

 

そこからの

歌劇団!(2回目)

前回とは違うムード!

 

おっかさんもまったりとしています。

 

そして

マジックショー!

そんなかぶりものあったんですね。。。

千円札が立っています!

 

そこからの

 

よさこいソーラン!

 


紙芝居!

 

 

そして、

前回の失敗から見直された

締めの演芸は・・・

「満州娘」!


!!!!

抱腹絶倒の大盛況!

 

※観客がだいぶ大笑いしているのですが。。。

 

そして、終わったと思ったら

なんと、さっきのキツネダンスの若手職員が

こんどは、

マツケンサンバ!

 

。。。。。。

 

最後は、炭坑節で

スタッフのカーテンコール。

 

と、思いきや

このあと、

スペシャルゲストの

歌謡ショーで終わりました。

(※写真がなくて残念です。。。)

 

 

終わった後に

どれが一番良かったか伺うと

 

一番は

 

なんと

 

キツネダンスでした。。。(笑)

 

 

 

2023/04/22 安房農業高校という思い出

花の里の近くには

県立安房拓心高校があります。

かつて、そこは

「安房農業高校」と呼ばれていました。

そこが創立100年を迎え、記念誌が発行されました。

そこの卒業生も、ご利用者の中では少なくなく

戦中に海沿いに艦隊がやってきたこともあるなど

いろんな話を伺ってきていました。

 

花の里にお越しになる方もご覧になると思い

この度、購入させていただきました。

 

 

でも、できれば一人で見ないで

誰かと話しながら見たいなーとか

そんなことを思ってしまうけれど

この本ばかりは、じっくり読まれていて

「よかったわ。」「なつかしいわ」という言葉から

いろんな懐かしい思い出を話される。

そんなきっかけっていうのは

なかなか見つけられないものだけど

そのたいせつな「きっかけ」になる

たいせつなものになりました。

 

みなさんも「きっかけ」ありますか?

 

2023/04/21 春の宴(一日目)
春の宴 初日!

 

おめでとうございます!

そんな言葉で幕を開ける昼。

「何がおめでとうって、春の宴だからですよ。」

それにしても、いつも仮装をしていると

日常的になってしまいますね。。。

 

 

昼食のごちそうの前に

副施設長より、祝辞をいただきました。

 

そして

どどーーーん

握りずし!!

やっぱり祝い事と言ったら、お寿司ですよね。

なかでも、

右上のネタに注目です!

お寿司にシイタケがのっている??!!

こちらは、

花の里より

すこし山の方へ向かったところに

かつてあった寿司屋さんの名物であった

「しいたけ寿司」

こちらのかた、まず

しいたけ寿司を食べていますね。。

そして、その横には

厨房の方に作っていただいた飾りが。

なにはなくとも、まず、しいたけから。

懐かしいしいたけ寿司には

何かの魔法がかかっているのかもしれません。

 

さて、ご馳走を召し上がっていただいて

一息つきましたら

いよいよ

春の宴 開演です

 

今回、初公開の

自作紙芝居「初天神にはじまり

(声がかれていましたが)

 

歌劇団による植木等メドレー

初の試みも大盛況!

 

そして、定番の

マジックショー!

いつものがある、安心感。

お金って増やせるんですね。

 

 

そしてそして

 

練習の甲斐がありました!

 

よさこいソーラン!

割れんばかりの拍手でした。

 

しかし、しかし

これで終わらないのが

花の里デイサービス。

 

締めは

 

締めは

 

締めは

 

。。。

 

。。。。。

 

準備に時間がかかっている。。

 

そこで

つないでくれるのが

伝説の歌姫による

カラオケショー!

 

つなぎじゃないクオリティで

締めの演芸につなげました。

 

しかし、この後

準備が滞り、一日目が終了。

締めの演芸は次回の二日目に

課題を残したまま、つながっていくのでした。

 

何をしたかというと

最後の全員で踊った炭坑節の様子を見て

想像していただければと思います。

 

 

最後は

いつもの

炭坑節。

 

何はともあれ、みなさまが

少しでも喜んでいただけたらと思います。

 

デイサービス職員たちの課題は

二日目へ続くのでした。

 

2023/04/19 はたけのうたげ

「来週はね、宴会やるから畑に行く時間がないなぁ」と

いつもの皆さんに声をかけると

 

「んなら、いっぺぇよ」

(=それなら今すぐ行きましょうか)

ということで

各々に道具を持って畑へ向かいました。

 

 

「じゃがいも、あじょかね」

(=じゃがいもはどうなっているだろうね)

 

「これだ。でてんな」

 

確かに、まっすぐ植えた所に

ぽつぽつと苗が出ている。

これが、ジャガイモの苗。

 

初めて見ました。

 

「あんた、このスギナしっかりとらないと」

「いやー、あんた、それはごまかしだ」

そんな温かくも厳しい指導もありつつ

宴前の畑仕事は終わりました。

 

 

 

「おつかれさまねー」

運転手さんの洗車にも声をかけてくださる。

 

そんなさりげない声が

大切なんだなぁと実感した一日でした。

 

おつかれさまねー

そんな昨日4/18は

「スイーツコレクションの日」で

苺モンブランだったのになぁ。。。

こんな働いた日にお出しできたら良かったのですが

来週は、宴、お楽しみに!

2023/04/14 「春の宴」までの話(後編)

職員も夜な夜な準備をしております。

去年は、ほんと準備をしていたのに

 

あでやかな飾りが目を引きます。

 

そして、コロナ禍になってから

数年は外部から呼ばずに

自分たちの手で、出し物を考えてきました。

今現在、取りやめている「忘年会」という行事は

職員がひとりひとり考えて披露する

「かくし芸大会」のような

大宴会でした。

それが、現在は、春の宴で

功を奏しているのかもしれません。

スタッフミーティングのあとも

 

休業日の夕方も

総練習していたスタッフ。

そして、家で、こっそりと練習と準備をしていて

本番で初披露するスタッフもおり

 

いよいよ

 あと一週間で

春の宴をむかえるのでありました。

(春の宴へつづく)

2023/04/13 「春の宴」までの話(前編)

木曜日と土曜日

現在、デイサービスは職員不足で休業していますが

職員は出勤しています。

花の里のデイサービスの名物のひとつが

「春の宴」「敬老会」「忘年会」でしたが

コロナ禍のあおりをうけて

昨年は縮小、または休止していました。

「春の宴」は以前、民謡の方をご招待させていただき

盛大に、ぎゅうぎゅうに、お客さんだか職員だか

わからないほどの「密集」開催でした。

よくよく考えてみれば

「ご利用者、ご家族、職員、地域」すべてが密になることが

花の里のスタイルだったのかもしれません。

 

昨年4月

地奥別養護老人ホームで数十名のコロナクラスターを経験し

デイサービスも休止。

ご家族の皆さん、ご利用者の皆さんには

多大なるご迷惑とご心配をおかけしました。

あれ以来

だいぶスタイルは変わってしまいましたが

それでもなお、心の距離は密でありたいとしてきました。

「春の宴」もその時期で

休止に追いやられ、それでも、今年

なんとか開催にたどり着けたことも

関係者の皆さまのご協力あってのことです。

 

今年は何をしようか。。。

デイサービスの職員がそわそわし始めるのも

桜の季節。

「春の宴」が、新しい「風物詩」になれたら

「こら、あじすんだい?」

(=これは、何に使うんだい?)

 

そして、一週間をかけて会場づくり。

 

 

今年は、「サンマ船」みたいな飾りにしてみました。

すると、「ああ、よく旦那をこれ使って見送ったなぁ。。。」という

懐かしいお話も聞くことができました。

 

思わぬところに「思い出」は転がっている。

2023/04/12 気になっていたんだ(2)
「お、いっべ。いっべさよー」

(=ねぇ、行こうよ。行きましょうよ)

 

もうね、そう言われたら

行くしかないですよ。

 

お風呂の前にサーっと行って

草取らないと、天気予報で雨が降るって

ずーっと、ずーーっと

気にしていたもの。

 

利用される日でなくても

電話いただいてましたから

 

今日は、玄関前の草を取っていただきました。

今回はケアマネージャーも

熊手を持って参加。

 

そして、40分くらいして

雨が降りそうなので

 

「んじゃ、入ろっかよー」

(=それでは、家にもどりませんか)

屋内に戻り、お風呂に入られました。

 

そろそろ、職員も草取りの準備(装備)を

本格的に考えなくてはいけなそうです。

 

あ、そろそろ田植えの準備もしなくては。。。

 

2023/04/08 はなまつり?
稚児行列(ちごぎょうれつ)ご存じですか

毎年4月8日は「灌仏会(かんぶつえ)」

花まつりとして寺社などで催しもありました。

このあたりだと「稚児行列」などありまして

不思議な衣装を着せられて、集合写真なども撮りました。

そんな行事の日は、決まってお寿司が出たものでした。

花の里では

「桜ちらし」

ソラマメの茶わん蒸し」

春菊のおかか和え」

の練り切り」

若布のすまし汁」

 

嚙み切れない方のためには

刻んで食事を提供していますが

いろどりと思いは、かわりません。

 

この地域でよくとれる食材を使っての

お祝い膳。

 

春の足音がきこえてくれますように。

 

(この日はデイサービスはお休みでした。。。)

 

 

 

2023/04/05 気になっていたんだ

ねえさんたちが来られた日に

ウキウキしながら報告した。

 

「ジャガイモ、植えたよ」

 

すると、

「そっか。おつかれさまね」と

労っていただいた。

そして

 

「じゃ、きょうは、あんちゃん。。。」

 

「前から気になってたんだよ」

そこは、玄関入ると見える中庭。

 

「こーの、草がきになっておいないから。取んべさ」

(=ここの草がきになっていけないからとりましょうよ)

 

そんなことで、草をとることになったが

ここがまた、硬い土で

「クワもってこーさ」

(=クワをもってきてくださいよ)

とクワを持ってくると

かっかっかっかっかと

土を掘っていく。

これは、時間がかかると

みんなが思ったので、また来週。

 

やることが明確だと

やっぱりいいですねぇ。

2023/04/03 あなたがいなくても

僕が作りたいのは思い出だけ。

 

そう思ってたんだけど

「ねえさん」が、来ない日に電話かけてきて

かわってみると

 

「あんちゃん、じゃがいも、植えといて」

と言葉少なに言われ、

無情にも

電話は切られた。

 

 

 

「ねえさん」のいない日

じゃがいもが傷んじゃうよと

職員やご利用者様に心配され

「はよ、植えてこい」と一人

畑に出向いた。

 

かたわらには、じゃがいもたちだけ。

ひとり、クワを入れる。

Youtubeで調べたことと

ねえさんが言っていたことを思い出しながら

ひとり、クワを入れる。

 

そうか、これはきっと

あんちゃん、そろそろ自分でやってみろという

自分に課せられた「自立支援」

巣立ちの時期なのか、などと

卒業式のシーズンだからか

頭の中でずーっと「旅立ちの歌」が流れていた。

 

 

こんな形で種イモを植えた。

 

ねえさんが次に来たら報告しよう、と

勤務表が休みでないことを祈りながら

写真を撮った。

 

 

ねえさん。

ぼくは、ひとりだちします。

2023/03/29 春の心は のどけからまし

お花見にいきました。

みなさん、酪農の発祥は南房総市です

南房総市の旧・丸山町にある

嶺岡(みねおか)牧場が酪農の里と呼ばれていて

牛やヤギなども見られるのですが

桜がきれいなことも有名で。

いてもたってもいられず

デイサービスで見てきました

 

 

 

あのですね。

言い訳じみて申し訳ないのですが

。。。デイサービスの車両も映ってないし

職員さえも映っていない。。。

じつは、このあとに

水田三喜男邸まで行ったのですがね

写真が撮れておらず。。。

そんな「行った」なんて言っても

証拠がなく。。

 

 

そんな反省もあり

老人ホームの方も

うずうずしておりましたので

 

もう

天気がよくて

少しでも暖かくて

誰かが

「あー桜がきれいだ」って

言われているようならば

もう、行くしかないですよね

 


花の里の庭の桜が

いつもより早くに満開で

 

 

やっぱりね

どこか出かけることもいいですけど

こう、

雑談できるような仲間で

花見をするということこそ

大切な気がするんです。

 

「あんたと言ったね」

そんなことを言ってくださると

職員も冥利に尽きます

世の中に絶えて桜のなかりせば

春の心は のどけからまし

 

いつかの桜の木の下で

あのおばあさんに教わった歌。

 

だんだんと、意味がわかってきます。

歳を重ねるごとに

桜はきれいに見えていく。

 

2023/03/29 じゃがいものめ
きれいにした畑に何を植えようかという話になって

「ジャガイモが、いっぺ」

(=じゃがいもが、いいんじゃないか)

ということになって

 

じゃがいもを買ってきた。

※下に敷いてある雑誌の文字は一切関係ありません。

 

 

じゃがいもを植えるにあたり

議論を交わす。

どう切ればいいのか。

芽を残すとはどうしたらいいか。

 

 

結局、ふたつにきればいいという

結論に至った。

 

 

もしかしたら、それは違うかもしれない。

でも、みんなで決めたんだから

その時点で正解だと思う。 

 

ほんとはじゃがいもじゃなく

思い出が作りたいだけなんだ。

2023/03/22 何事も準備が大切
もう、朝の時点で分かりました。

 

朝、迎えに行って

三人で長靴とモンペ持ってくるなんて

もう、やることは決まってますよね。

もうね、完全な装備です。

私も、手袋と長靴を準備しましたよ。

 

さぁ、どうしよっか、と

草だらけの畑を見て、考えていますが

ものの5秒しないうちに判断します。

もう、ここまでくるとチームスポーツの域です。

各自で自然と手分けされて

草取りが始まりました。

いや、すでに

始まっていました。

 

そして、次には

傍らに植えた長ネギをみて

ねぎぼうずを摘んでいきます。

これ、「ねえさん」がとるとなぜか

「スポッ!」って音がするんです。

すごい。楽器みたいだ、と感心している暇はなく

次から次へと摘んでいかれる。

そして、畑の畝(うね)を

くわでささささーっと、修正されていく。

かたわらの、桜の木もつぼみをたたえて

畑を見守っているようです。

任務完了!

一時間弱の出来事でした。

 

そして、

まさか。。。

 

 

 

 

「。。。つくしは、やらないよ」

 

 

私の心の声が聞こえたのでしょうか。

 

もう言葉のいらない関係が築けたのなら

うれしい限りです。

 

 

追伸

戻ってきたら、まず手洗い。

これは昔から変わらない。

 

2023/03/20 唯一無二のお風呂がある花の里
特別養護老人ホームと聞くと

なんとも難しい感じがする。

 

どんなお風呂に入っているんだろう。

 

認知症で、お風呂の入り方がわからない人

オフロ自体がわからない人

脳梗塞などで体の半分、またはどこかが効かない人

寝たきりで体が伸び切ってしまっている人

そんな方々は

機械のお風呂で入るって、、、思いますよね。

 

しかし、花の里の老人ホームは

違います。

機械には、頼りません。

「人間」に、頼ります。

 

ボタン一つで、お風呂から上がる下がるが決められてしまうような

そんな「一方通行な」お風呂にはしません。

 

「入りましょうか」

「でましょうか」

「んじゃ、ま」

そんな感じで

職員と目の前の方との

「共同決定」でお風呂を出たり入ったりする。

 

それこそが「人間」らしさであり

本来、あるべき「血の通った」仕事であると思うのです。

 

 

やはり、確認していかないと

大切なことも忘れてしまう。

 

それも「人間」

 

 

なので

唯一無二の

「花の里のお風呂」の勉強会を

行いました。

司会は若手の職員であり、入浴係のリーダー。

 

前置きはさておき

実際にお湯に入って「浮力」を体感します。

この「浮力」こそが、お風呂の肝。

味方につけるか、敵に回すかで全く介護負担が変わるのです。

腰を痛めそうだと思っている人は

完全に浮力を使えていない証拠です。

 

それをお互いにやりあって

体験してみましょう。

 

浴槽の大きさで

それも変わってくることを体感します。

そして、人の動作の仕組みも

勉強しておかなくてはいけません。

「人間」を活かすには。

 

こちらでは

「〇○さんは、どうやって介助しているか」というような

具体的な話も出ていました。

このお風呂は、十人十色、千差万別

その時その時で違ったりするので

経験と知識で違いが出てくる。

お互いに、どうやっているのかの

情報交換と共有が必要になり

チームとしての真価が問われるのです。

 

このお風呂は

機械のお風呂とは違って

いろんなドラマが生まれやすいのです。

(また、それは別の機会に)

 

そんなことをしているうちに

時間はあっという間。

「こうなった時はどうする?」ゼミを、こっそり開講中。

 

そんな熱いお風呂。

一緒にやりたい仲間、職員を募集しています。

申し込みは気軽に

0470-47-5193まで☆

 

 

2023/03/20 春が起きてきた
特別養護老人ホームには中庭がある。

そこには春の風物詩が「住んでいる」

 

そう、それは

亀。

 

20年前に出会った当時は

寮母室の面会簿のあるカウンターの

小さな水槽の中で

恥ずかしそうに生きていた。

それを毎日のように、車いすを漕いで来ては

ちょんちょんと効く方の左手でたたいて

挨拶をするおばあさんがいた。

その方は、ここに来られた時は

言葉が出ない「失語症」という疾患をかかえていたが

亀には、そのおばあさんがわかるようだった。

くるたびくるたびに(元気かー?)みたいな

顔をお互いにされていた。

 

ほどなくして

亀は大きくなった。

水槽から出ようとして

ときおり「ガタン!」と

音が出て驚かされた。

夜勤中だったら、なおさらだ。

しかたなく

ちかくの中庭に亀を放した。

すると亀はいきいきと動き出した。

 

中庭でいろんな方々を見てきた。

落ち着かない方の散歩や

畑仕事をする方や

お盆の迎え火や

台風の停電の時など

また、飼い主の方も

いつもいつも変わっていった。

 

冬。

年越しのころには

亀は、中庭のどこかで「冬眠」をする。

 

それを知り、冬を知る。

 

 

そんな亀が出てきた。

それを知り、春を知る。

 

「あそーに、いっぺさ」(=あそこにいるんじゃない?)

最近、花の里に住み始めたおばあさんが

今は亀の居場所を把握している。

 

そうして、この亀は今も

いろんな人に「居場所」を与え続ける。 

 

みんなが今も

亀を見守っているよ。

2023/03/15 みをつくしても
さあ、今日もやんべさ(=やりましょうね)

まずは菜っ葉(食用菜花)の

ようすを見に行きます。

畑に行って開口一番。

 

「おめぇ、こら、だめだ!」

 

 

 

 どうやら、菜っ葉の芽を摘む時期を

逸してしまっており

食用菜花はとれないとのこと。。。

 

そうと分かると、お三方の

判断は早いです。

 

「はよ、取っちまうべ」

 

 

あっという間に全部抜いてしまいました。

 

これどうしたらいいんですか?ときくと

 

「ま、こんままでいいよ。今日は時間ねぇから」

(=まぁ、このままでいいよ。今日は時間がないので)

とのことでした。

 

菜花を摘まなかった私を責めもせず

淡々と仕事をこなす姿。

 

ほんと、仕事に向かう姿勢も

勉強になりました。

 

しかし、

これでは

終わりではなかった。。。

  

 

 

「つくし、こんなにあるわ!」

 

すごい傾斜の中で、つくし採取!

こういう時こそ、介護福祉士の見せどころです。

倒れないよう、支えて、こう、重心を意識して介助を

。。。!

と、自分がバランスを崩すと

「だぃじょうぶ~、あんた」

逆に支えられ。。。

そして

「あんちゃんが危ないから、今年はおわりだな」

仕事を終えていかれました。。。

 

「あんちゃん、おめぇやるよ」

 

これだから、仕事って楽しい。

 

みをつくしても あわんとぞ おもう

 

 

 

2023/03/13 すべりだいと長生き
花の里の近くには

かつて

南三原(みなみはら)小学校があった。

あったころは、よく小学校のこどもたちが

行事などがあると引率の先生がたと

遊びに来られたり

運動会などは、こちらから

ご利用者や入居者の方をつれて

遊びにいったものだった。

 

そこが廃校になって

もう4年は経っただろうか。

(黄色い区域が幼稚園、小学校の跡地)

ほどなくして

「公園ができる」という噂がたった。

そして、このたび

地域の新聞「房日新聞(ぼうにちしんぶん)」に

そこに作られる「すべりだい」の話が上がった。

このお地域にゆかりのある

「くじら」「うみ」「はな」をもとにした

3つのデザインの中から1つを

市民のアンケートで決めるというものだった。

 

 

「あんが、いいかねー」(=なにが、いいかねー)

100歳になる「ねえさん」とどれがいいか選ぶ。

これがいいかね、これもいいなぁそうこうして

緩やかに過ぎていく時間。

 

この何気ない時間の流れが心地いい。

「それにしても、いつできるの?」

「3年後だって」

「そうかい」

 

長生きする目的が、少しでもできたら。

そして、それに寄り添えるように

日々が過ごせるように

今日も「目的」を

ぼくたちはさがしている。

 

※この滑り台アンケートはすでに締め切られています。

2023/03/03 ひなまつりは突然に
3月3日はひなまつりですね。

南房総でも、かわらず

ひなまつりは、あります。

勝浦市ほどではありませんが

老人ホームには

こどもがいないのに

なぜ、ひなまつり??

そう思われる方も

いらっしゃるかもしれませんが

みなさん

ひな人形にまつわる思い出もあるようで。

 

女性の方は、自身のことも思い出されたり

男性の方は、姉妹や娘さん、お孫さんの事を思い出したり

やはり目に入ると、微笑まれる方もいらっしゃいます。

 

どんなきっかけであれ

どんな些細なことであれ

その方の、

笑顔や思い出が聞ければ

ありがたいことです。

飾ってあるだけではいけませんよね。

物に思いが宿るには

そこに物語がなければ。

 

 

そんな、ひなまつり。

昼食は。。。

桜ちらしと、茶わん蒸しと

蕗とタケノコの土佐煮

 

お配りするときに

蓋を開けると、ふわっと駆け出す「春のにおい」

 

ひなまつりの思い出のひとつになれば

幸いです。

 

デイサービスの様子を見ると。。。

 

 

?!

 

 

わたあめです!

 

そして

 

できるまでのあいだに。。。

 

 

紙芝居!

 

金色夜叉!

 

しかも

本日、紙芝居デビューのスタッフ!

 

しかも。。。

2人とも

紙芝居デビュー戦!

 

そして

こちらが、わたあめです! 

 

でかい!

さらに、でかい!

 

いやぁ、甘いのが嫌いでね。。。という

お姉さんがたにも

 

 

ひな祭りの練り切り!

召し上がっていただけました。 

両方とも甘いけどなぁ。。。

 

ところで

ひなまつりってなんでしたっけ?

 

思い出ができれば、それでいいのかもしれません。。。

 

2023/03/01 ワラの使い方
さて、デイサービスの畑。

そういえば、かつてここは芋が植えてありました。

いつも芋ばかり植えていて

いつしか誰かが家から何かを持ち寄って

畑をする。。。というか、職員に教えるような

そんな「土の会話」の場になりました。

 

そんな今日の朝は

迎えに伺うと横に大きな袋が。。。

 

「ワラ、持ってきたよー」

 

「じゃ、行くべぇよ」

 

 

あのぉ。。。鍬(くわ)の持ち方が。。。

 

ところで、こんなに持ってきてくださったワラ

どうするんですか??

 

「ネギに敷くだよ」

 

おおお!

 

 

。。。初めて知りました。

葱の横にワラを敷くだなんて。。。

そこで聞いてみました。 

 

「どうしてワラを敷くんですか?」

 

  「ん?それは、白くなるから」

 

「どうして白くなるんですか?」

 

  「いや、白くなるんだよ」

 

 

....

 

そうですね。

白くなるんですよ。

 

「理屈じゃなく、経験。」

「まずは、やってみること。」

 

みなさん、そう言われます。

日々日々、勉強させていただいています。

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

2023/02/20 桜の季節はひとりじゃない
 

 

千葉県南房総には、花が

そこかしこに咲いています。

桜も、もちろん

そこかしこに咲いています。

 

こちらは千歳の金剛院様の境内です

年を重ねていくと

いつもどおりの時間の流れが

とても大切な一分一秒になっていて

若いころは、忙しすぎて

見落としていたいつも通りの風景も

よくよく見ると

こんなにも美しいのだ、と

感動さえするのです。

それを、同じ時に同じ場所で

その感動に触れる。

そうして、職員も

歳の流れを感じていくんです。

 

そんな貴重な時間を

大切に、よりたのしい思い出になるよう

これからも邁進していこうと誓った

桜でした。

さぁ、明日は何を一緒にみましょうか

2023/02/17 春が待てない
 

「あー、明日、いる?」

その方からの電話の翌日。

迎えに行ったのは

人だけではありませんでした。 

 

そう

「なっぱ」(食用菜花)です。

間引きした菜花がいっぱいだからと

持ってきてくださいました。

そして 

植えます。

ご近所の方々で

植えてくださいます。

私は「お!これ持って」

「袋ねぇんか、ふーろふーろ」と

こき使われます。

そうして、私も成長するんですね。

人はこき使われてこそ育つ。

菜っ葉は摘まれてこそ育つ。

1週間ごとに

収穫

収穫

収穫

やすみ

収穫

 

あっという間です。

 

 

 

「あー、明日、いる?」

 

その方の電話の翌日。

つぎに届いたのは

ねぎ!ねぎ!

ねぎ!ねぎ!

 

ええ!ネギってこうやって植えるんですかー!?

ええ!ええ!と騒いでる私をしり目に

ネギはみなさんの華麗な連携作業により

あっという間に植えられてしまいました

 

そうしてみなさんは

お風呂に入り

お昼を召し上がられ

少しばかり横になったと思いきや

 

「おし!行くぞ!」と

また外へ

どこへ行くのかと、ついていくと

「これ!いっぱいあらーで(あるじゃない)」と

つんでいるのは

 

そう

つくし!!

 

つくしなんてどうするんですか?

と、お思いのあなた

これ

食べるんですよ!

 

 

食料が豊富な南房総へみなさん、お越しください。

そんな知識を得たい方も募集中です。

 

2023/02/03 2月の3日は
 

2月に入ると

 

いや

入る前の1月の中旬あたりですかね

「今年はいつぐらいからやろうか」という

そんな話になるわけです

 

そうですね

 

 

あれを作らないといけませんね。

鬼は外とか言ってられないです

 

一応ね、やることはやるんですけどね

コロナ禍ですと、叫べない。。。

パフォーマンスも落ちるんです

 

だけど、

こっちのパフォーマンスは

大成功

恵方巻じゃなくて

海苔が苦手でも食べられる

「節分ちらし」

(大豆が入ってる)

いつも残される方も召し上がっていて

鬼もビックリでした

 

 **

話を戻しましょう

 

南房総のみなさんでも

気づいていない方もいますが

「厄除け」の意味を込めて

部落の境に吊られている

「網吊り(つなつり)」

松田区と下三原区の境になる

花の里に行くには通らないといけない「ふれあい橋」に

じつは

デイサービスで作って吊っているんですね

 

こちらです

最近は作り手が減って

吊っていない地域も出てきました

 

「今年はだめだったなー」と

毎年作っていただいている方が言われます

それもそのはず今年は

稲わらが少なかったんです

(その理由は、また、別の話)

 

 

そして

古い「網吊り」は

「正月飾り」と共に

地元の氏神様へお焚き上げに行きました

 

どうか今年は

無事に

過ぎますように

 

2023/01/01 2023年 ブログ再開

2023年。

昨年4月の新型コロナウィルスによるクラスターでは

みなさまにご迷惑とご心配をおかけしました。

 

おかげさまで

なんとか、かんとか

2023年の春を迎えつつある

花の里です

この上の写真は

まだコロナの気配もない

2012年の春の風景。

 

葉桜でも、誰とみるかを大切にした

そんなシーンです。

あれからずっと

お休みしていました

 

 ***

 

今年あなたと見た桜は

来年あなたと見られないかもしれない

 

だから

いまを大切にしていく。

 

 

この桜の花が咲くたびに

あなたをおもいだします

ずっと

こころに生きている

 **

 

花の里の日々

また書かせていただきますね

ねぇ

また桜が咲くよ。

うれしいひな祭り

 

 

3月1日に一足早く、ひな祭り献立を提供しました。

~献立~

 

 ❀ひな祭りちらし

 ❀茶碗蒸し

 ❀菜の花の辛し和え

 ❀練り切り

 ❀清汁

 

 

 

どっちが常食?どっちが極刻み食?

どちらも華やかに盛り付け、見た目も喜んでいただけました。

 

 

 

味も優しい味付けで、とてもおいしくいただきました。